おととい12月12日月曜日、訓練飛行中だった熊本県の防災消防ヘリに地上からレーザー光が照射されました。県は、被害届の提出を検討しています。

これは県の防災消防ヘリ「ひばり」が12日に行った夜間飛行訓練中の映像です。一瞬、強い緑色の光が機内を照らしました。


県消防保安課によりますと、12月12日 午後5時半ごろ、熊本市中央区新町(しんまち)の上空330mを飛行していたヘリに対して、地上から緑色のレーザー光が照射されたということです。

パイロットの視力に異常はなく、ヘリは約20分後に予定通り熊本空港に着陸しました。


県の消防保安課は13日、この件を警察に通報し、被害届の提出も検討しているということです。


航空機などへのレーザー光の照射は、パイロットを失明させるおそれもある危険な行為で、罪に問われる可能性があり、県は「絶対にしないでほしい」と強く呼びかけています。