誹謗中傷を招く「正義中毒」

私たちは、SNSとどう向き合えばいいのでしょうか。松永さんはこう呼びかけています。

松永さん「このスマホの画面、パソコンの画面の向こう側には、自分と同じように命を持った人間がいるということを決して忘れてはいけない」

話を聞いた人は。

中学2年生「今まで以上に相手の気持ちを考えて、コメントする時は気を付けようと思った」

高校1年生の保護者「画面の先の人を傷つけるかもという想像力が一番大事だと感じた」

松永さんは誹謗中傷が起きる要因について「正義中毒」という言葉を使いました。

松永さん「人間はみんな自分が正しいと思ってしまう。それをいかに客観視できるかが重要。客観視できないと正義中毒になって自分とは違う考えに怒りを持って誹謗中傷する」

最後に、松永さんが「どんな社会になってほしいか」という問いに答えました。

松永さん「議論も批判も社会には必要だけど、愛というものがベースの社会になっていってほしい」

===

【関連記事】シンポジウムの内容をさらに詳しく 
▼『池袋暴走事故の松永よ 子どもと妻死んで悲しいか?笑』 『1人でトイレに行かせた親が悪い』事故・事件の遺族を苦しめるSNSの“言葉の刃”