熊本市は、給付費を不正に受け取っていた障害児通所支援事業所に対し、指定取り消しの行政処分を行いました。

処分を受けたのは、熊本県合志市の企業「グロウ」が運営する熊本市北区の放課後デイサービス「ひかりっこ」です。

市によりますと、この事業所は2021年から2023年まで、義務付けられた職員数を満たしていないにもかかわらず、うその報告をして給付費を不正に受け取っていました。

熊本市障がいサービス課 木原薫課長「不正請求額は、996万1345円です」

また、事業所の責任者は、定められた勤務時間よりも短い時間しか働いていない月もあったということです。

現在この事業所には6歳から17歳の15人が登録されていますが、市は児童福祉法に基づき、9月から障害児通所支援事業者としての指定を取り消します。

障害福祉サービスの事業者が指定を取り消されるのは熊本市で初めてです。