〝2試合投げぬく〟エースを育てる

特に多くのことを学んでいるのが、エースの尾谷鉄平投手です。

尾谷鉄平投手(3年)「行きます」
山地部長「出力だせ!出力を!」

ウォーミングアップの段階から、指導というより、自身がトレーニングしているかのように高い負荷のメニューをこなす山地さんと共に汗を流します。

尾谷投手「やばいです…。ちょっと、もう…したくないです笑」

ソフトボールは、1日に2試合を行う「ダブルヘッダー」が基本。そのため、尾谷投手には、2試合を投げ抜く体力や集中力が求められます。そのコツを、現役ピッチャーである山地さんから学びとっていました。

尾谷投手「今までは “力、力” でいっていたが、抜くところは抜いて器用になった」

山地さん「最終的にはピッチャーはメンタルと思うので、総体なので意気込むところはあるんですけど、そこをいかに抑えて平常心で冷静に対応できるかが鍵じゃないかと思う」

天草工業ソフトボール部。“日本リーグの現役ピッチャー”と共に鍛えたチーム力で、11大会ぶりの頂点を狙います。

白迫侑真主将「悔いが残らないように、一球一球のプレーに集中して頑張っていきます」