「家庭教師のトライ」グループが『水俣病は遺伝する』と誤った教材を配信していた問題で、浅尾慶一郎環境大臣は「非常に残念だ」と述べ、経緯の説明を求めました。
「家庭教師のトライ」を運営するトライグループは、水俣病について記載した中学生向けのオンライン教材で「水俣病は遺伝する」と誤った表現をしていました。

水俣病はチッソの工場排水に含まれたメチル水銀に汚染された魚介類を食べることで発症し、母親の胎内で水銀の被害を受けた胎児性患者も確認されていますが、遺伝することはありません。
浅尾慶一郎環境大臣「水俣病に関しては、誤った情報やその情報に基づく差別偏見に苦しまれておられる方も多くいらっしゃり、こうした事態が発生してしまったことは非常に残念な思いです」
27日朝の会見で、浅尾環境大臣はトライグループに対し、誤った認識が記載された経緯や背景について、説明を求めたことを明らかにしました。

教材は現在、閲覧できなくなっていて、トライグループはRKKの取材に「社内の担当者が誤って作成し、チェック体制も不十分だった」と話しています。









