2020年7月豪雨で被災し、復旧工事が進む熊本県相良村(さがらむら)の橋で、地元の小学生が舗装前の路面へ自由に絵を描くイベントに参加しました。

相良村には、清流として知られる川辺川に地元の人たちが使う歩行者専用のつり橋「新村橋(しんむらはし)」が架かっていましたが、2020年7月の豪雨で流失流出してしまいました。

村はこの年からコンクリート製の橋の復旧工事を始めていて、今年(2025年)夏にも完成することから、新しい橋に親しみを持ってもらおうと、舗装前の路面に自由に絵を描くイベントを開きました。

4月15日は地元の小学生85人が5色のペンキを使って、川辺川や虹、花など思い思いの絵を描き、子どもたちからは「楽しい」「もっと描きたい」などの声が聞こえました。

描いた絵はあす(16日)からの舗装工事でアスファルトに覆われるため見られなくなりますが、今後も子どもたちの思い出とともに残るということです。

新たな「新村橋」は長さ132メートル、幅2メートルの歩行者専用の橋で、今後は手すりの設置や橋りょう上部の工事などを経て、今年7月に完成する予定です。

【写真を見る】つり橋いっぱいに描いたよ!子どもたちのペイント