熊本県内の三つの農場で馬インフルエンザの感染が確認されたことが、県への取材で明らかになりました。
熊本県によりますと、4月上旬に県内三つの農場から「馬が発熱し、せきや鼻水が出ている」などの報告があり、検査したところ馬インフルエンザの感染が確認されました。
県は感染した馬の頭数については「調査中」としていますが、今回の感染を受けて県内97の農場に注意喚起をしています。
熊本県内では、2007年から2008年にかけて馬インフルエンザの感染が確認されていて、発生は17年ぶりです。この時は県内七つの農場で47頭の感染が報告されました。
感染した馬は殺処分せずに隔離したうえで馬の移動を自粛し、農場が消毒を進めています。
県は馬インフルエンザについて「人や他の動物に感染する恐れはない」と話していて、冷静な対応を呼びかけています。