コーヒー我慢も勝利のため 

こうして数値を出して、ベストコンディションを目指すための方法を指導することはできますが、実際に改善していくには選手の努力が必要です。

例えば、鉄分を効率よく吸収するためには食事の前後1時間は、カフェインの摂取を避けることが推奨されます。コーヒー好きな野口侑真選手は、鉄分関連の数値が良くなりましたが、我慢の日々です。

スタッフ「『コーヒー飲む頻度を採血の時に減らしました』とおっしゃっていたので、その効果では?」
野口侑真選手「ほぼ飲んでないですよ。でも、コーヒーメーカー買ったのに…」
スタッフ「ああっ、そうだったんですね」

ヘルスケアサポートチームのやりがいは…

面談で得られた情報は、ダブルチェックと、より良いアドバイスのために、会議で共有します。ヘルスケアサポートチームのやりがいは、何と言っても選手たちの活躍です。

共有会議での会話「ラム選手が喜んでいましたよ」「今日練習に復帰したんだよって言っていた」「私も(けがからの復帰戦を)画面で見ていたんですけど、ラム選手が決めて『やったー』って。スリーポイントをバンバン決めていくから、すごいと思って」

ヴォルターズの選手たちは、身体の内側まで万全な状態でプレーオフ進出への正念場を戦います。

ヘルスケアサポートチーム 和田育子さん「シーズン終盤に入っていきますので、ケガがないよう、ベストな状態で臨めるよう、わずかなことでも情報をキャッチしてすぐに選手に還元できるようにこちらも頑張っていきたい」