広島と長崎への原爆投下から、今年(2025年)で80年です。核兵器廃絶の重要性を世界に訴えている「高校生平和大使」の募集がはじまりました。
「高校生平和大使」は若い世代の平和活動を育むため、原水禁(原水爆禁止日本国民会議)などが中心となり、1998年に誕生し、これまで熊本県内の高校生を含む約500人が活動してきました。
去年12月にノルウェーで開かれた日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)へのノーベル平和賞授賞式にも、熊本の高校生平和大使が参列しました。
被爆者の高齢化に加え、ロシアによるウクライナ侵攻など緊迫した国際情勢が続き、核の脅威が高まる中で高校生平和大使が担う役割も大きくなっています。
原水禁県協議会 河瀬和典理事長「核の危機が非常に高まっている。若い人たちが平和の問題・核の問題について関心を持ってもらうことが大きな平和に対する一歩」
28代目となる今年の平和大使は全国で募集され、熊本では5月15日まで受け付け、18日に選考会が行われます。
【応募資格】
・2025年時点で高校生であること。
・高校生平和大使の目的や役割に賛同し、活動に参加できること。
・高校生平和大使としての役割と責任を全うできる意志と体力を有すること。
【応募方法】
・名前(ふりがな)・学校名と学年・住所・電話番号を明記して郵送かファクス、メールのいずれかの方法で申し込み
郵送:〒862-0976 熊本市中央区九品寺1丁目17の9 熊本県労働者福祉会館2階(原水爆禁止日本国民会議 熊本県協議会内)熊本県高校生平和大使派遣委員会事務局まで
ファクス:096・364・7243
メール:kpmc2017@crest.ocn.ne.jp
【締め切り】
2025年5月15日(木)必着
【選考会】
2025年5月18日(日)午後1時~5時
熊本県労働者福祉会館3階大ホール(熊本市中央区九品寺1丁目17の9)
【選考会の内容】
1.オリエンテーション(高校生平和大使選考方法の説明)
2.基礎事項・小論文の記述(15分間)
※試験なく、題名は当日発表
3.高校生平和大使についての説明(活動の歴史・役割・熊本での活動状況)
4.高校生平和活動報告(2024年度1年間の活動内容を第27代高校生活動メンバーが説明)
5.自己紹介と2分間スピーチ(1人2分程度で応募の動機や自己アピール、平和についての考えを一人一人発表)
6.個人面接(グループに分かれ1人ずつスピーチ内容などをふまえて質問)
7.全体会(諸連絡など)
※当日は筆記用具(鉛筆・消しゴム)を持参し、午後0時40分までに会場へ
※この選考会は公開(マスコミ取材あり)で行う









