脱線や追突など事故が相次ぐ熊本市の路面電車(熊本市電)。大西一史(おおにし かずふみ)市長は「解体的出直しが必要」という言葉を用いて、交通局の組織改革に取り組む方針を示しました。
熊本市電を巡っては、3月25日に起きた市電同士の追突事故で、乗客14人が重軽傷を負っています。

これを受け、4月2日の会見で、大西市長は「交通局の抜本的な組織改革が必要」と強調しました。
熊本市 大西一史市長「市電に対する市民や利用者の信頼は失墜した。(交通局が)解体的出直しをしなければ熊本市電は立ち直らない」

市長自身を含む関係者の処分については、国による事故調査の結果が出てから判断するとしています。
なお、追突事故でけがをした乗客には、交通局の幹部が謝罪のため面会を続けているということです。









