3月25日に発生した熊本市電の追突事故を受け、きょう(27日)大西市長が謝罪しました。

熊本市 大西一史市長「今回の事故でご迷惑をおかけしたことに、市政の最高責任者として大変申し訳なく思っています。心からお詫びを申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」

事故当日の現場の状況(3月25日)

25日、熊本市電の熊本城・市役所前電停で、停車していた車両に市電が追突し、乗客2人が骨を折るなど、7人が病院に運ばれましたが、27日、新たに乗客8人が体の痛みなどを訴えていることが明らかになりました。

運行トラブルの度に安全確保と再発防止に取り組むとしてきた熊本市交通局でしたが、脱線や追突など事故が相次いでいることを受け、大西市長は自らも責任をとる考えを示しました。

大西市長「私を含めた関係者の処分に関しても、これだけ重大な事故を起こしたのでこれから検討していく」

全線で運行再開した熊本市電(3月27日)

市電はきょう(27日)の始発から全線で運行を再開。安全確保とともに利用客の信頼回復も求められます。

市電の利用客「(事故が)繰り返されると不安になりますよね。しばらくは乗らないかなと思います」