永青文庫が所有し、熊本大学附属図書館が管理している細川家の文書約9300点が、国の重要文化財に指定されることになりました。

国の重要文化財に指定されるのは、江戸時代初期から明治時代初期にかけて作成された細川家に伝わる文書、9346点です。

細川藩の歴代藩主に関する資料が多く文書からは当時の幕府と藩の関係や藩の仕組みが分かるということです。

中には初めて熊本城に入った細川忠利が「江戸城の他にこれほど大きな城は見たことがない」という第一声を記した文書もあり、質量ともに充実しています。

永青文庫が管理する細川家の文書のうち織田信長からの書状など266点は既に国の重要文化財に指定されていて、今回の追加分を加えると、9612点が国の重要文化財に指定されることになります。