熊本県八代市の八代城跡に残る松井神社で、梅の木「臥龍梅(がりょうばい)」が見ごろとなっています。

松井神社の境内に残る八重咲の白梅は、江戸時代初期に細川三斎(ほそかわ さんさい)が、隠居した八代城下で手植えしたと言い伝えられています。

この白梅に付けられた「臥龍梅」の名は、幹や枝ぶりが地に伏せた龍の姿に見えることから呼ばれるようになったもので、熊本県の天然記念物に指定されています。

樹齢が400年近くになり、ここ数年は木の勢いが弱く枯れるのではと心配されていましたが、去年から少しずつ樹勢が回復し、今年(2025年)は薄いピンク色の可憐な花をたくさん咲かせて訪れる人の心を和ませています。

花の見頃は週末までとなりそうです。

※2025年3月6日放送