鉄道ファンに長年愛された熊本市電の車両がおととい(2月22日)、引退しました。多くの人に見守られたラストランです。
5014号車「運行最後の1日」※22日取材
記者「きょうで運行が最後となった5014号。熊本城の前を走るのもきょうが最後です」

熊本市電の「5014号車」は、1978年に熊本市が西鉄から購入し、2009年までの31年間運行されましたが、老朽化のため一度は引退。
しかし、一般的な車両の倍近い130人を運べる輸送力の高さから、熊本市は9000万円以上をかけて大規模改修し、2017年に現役復帰させました。

これまで朝のラッシュの時間帯に1日1往復してきた車両。ただ、次の車検に必要な部品が調達できないことから、今回、正式に引退が決まりました。
熊本市交通局の「推し電総選挙」で1位に輝いた人気車両ということもあり、おととい(22日)は多くの鉄道ファンが沿線に集まりました。
