4年前、いじめを苦に自ら命を絶った高校3年生の両親が、同級生4人を相手に損害賠償を求めた裁判で、そのうちの1人と明日10月7日、和解が成立する見込みです。両親が今の心境を語りました。

熊本県北の高校に通っていた当時17歳の深草 知華(ふかくさ ともか)さん。
授業中に同級生4人から「死ねばいいのに」と暴言を吐かれるなどし、2018年5月自ら命を絶ちました。


母 志乃さん
「一人で苦しかっただろうなっていう、そこに気づけなかった私たち。どんなに寂しい思いをさせたかなっていう思いがあるので」


知華さんの両親は4人に対し、去年4月損害賠償を求める訴えを起こしました。


その後、同級生の1人がいじめを認め謝罪し10万円を支払う内容で今年6月に和解が成立しました。


これに続く形で明日、ほかの1人とも和解が成立する見込みです。


母 志乃さん
「(訴えを)認めたというのは私たちにとって大きな一歩だった。和解で終わりじゃなくてスタートだと思います。スタートラインに立った。娘と向き合う


両親は残る2人についても、協議を進めたいとしています。