熊本県宇城市にある水道用の井戸水などから、目標値を超えるPFOS(ピーフォス)とPFOA(ピーフォア)が確認されたことが明らかになりました。
検出されたのは宇城市不知火町(しらぬいまち)の東部第1水源の井戸などからで、目標値の約2倍のPFOSとPFOAが確認されたということです。

この水源を利用しているのは約1600世帯、3400人ほどで、宇城市はこの水源からの取水を止め、別の水源に切り替えていますが、対象世帯に水道の水を飲むのを控えるよう呼びかけています。
また、あす(1月30日)から周辺に給水車を出し飲み水を配る予定です。
宇城市以外にも、去年(2024年)8月には益城町にある「阿蘇くまもと臨空キャンパス」内の井戸水から、12月には宇土市にある松山最終処分場の井戸水から目標値を超えるPFOS・PFOAが検出されています。

熊本県が調査した地点では…
一方、県が今年度に調査した県内の河川と地下水合わせて73地点については目標値を超えるPFOS・PFORは検出されませんでした。
これは県が開いた有識者との会議で明らかにしたものです。

ただ宇城市を含め県の調査とは別の調査では目標値を超えるケースが報告されています。
今後は…
こうした現状もあり、県は2025年度も調査を継続する考えで、河川35か所・地下水38か所で調査を実施します。









