1月29日は中国の旧正月「春節」です。熊本県内の観光地がにぎわう中、意外な場所も外国人から注目されているようです。
熊本市の城彩苑には、中国や台湾からの観光客の姿が。土産物店では、観光客たちが熊本ならではの食べ物や酒などを買い求めていました。
台湾から「阿蘇でバーベキューをした。よかった、おいしかった」
香港から「香港人は『くま』が好き。くまモンに会いに熊本に来る人が多い」

旬彩館 後藤奈々瀬さん「(熊本空港からの)直行便ができてから、だんだん増えてきたと思います。フィナンシェやくまモンのグッズがすごく売れています」
過去最多となる、のべ90億人が移動すると見込まれる2025年の「春節」。その経済効果に期待を寄せる場所が、高級ブランドのリユース品を扱うお店です。
OKURA HAB@熊本店 塩澤誠店長「インバウンド客は中華系の客が6割くらいを占めている」
去年の夏は1日約200人だった来店客が、今月は多い日で1日約400人にまで増えているといいます。その半数以上が外国人、特に中国や台湾からの観光客です。

台湾から「為替レートを見て日本で買う方が安い」
塩澤店長「日本のブランド品は信頼性が高く、為替の円安や金の相場が上がっているから」
人気のあるブランドのバッグや時計はいま、世界的に品薄状態。そんな中、高品質のものが多い日本へ“掘り出し物”を求めて訪れる人も多くなっています。

塩澤店長「為替も5円以上円安に動いていて、貴金属の相場の上昇もあって市場の追い風は吹いていますので、昨年の春節と比べて1.2~1.5倍くらいの来店客数の増加を見込んでいます」