熊本県玉名市にある「くまもと県北病院」は、入院患者に処方した医療用麻薬の成分を含む貼り薬が紛失したと発表しました。

くまもと県北病院によりますと、紛失したのは医療用麻薬成分「フェンタニル」を含む、鎮痛作用のある貼り薬「フェントス」1枚です。

12月18日の夕方に看護師が入院患者の背中に貼り付け、翌19日の朝に確認したところ無くなっていることが分かったということです。

患者に貼り付ける際、本来2人で行わなければいけない処置を1人で行っていました。

病院は発覚した当日に有明保健所に報告し、12月20日に保健所が立入調査しました。

貼り薬を患者が剥がした可能性は無く、患者の寝具や病院の廃棄物を調べたものの、見つからなかったということです。

病院は再度、職員たちに麻薬を取り扱う手順を周知し徹底させるとしています。