文化庁は、「日本遺産」に認定されている人吉球磨(熊本)の文化の礎を築いた「相良700年が生んだ保守と進取の文化」について、認定を継続すると発表しました。

認定継続が発表されたのは、国宝・青井阿蘇神社など59の有形・無形の文化財で構成される「相良700年が生んだ保守と進取の文化」です。

「日本遺産」は文化財そのものが対象ではなく、文化財を利活用しながら受け継がれている伝統や風習の物語性を文化庁が認定するものです。

人吉球磨地域に受け継がれる熊本県内有数の平安・鎌倉期の神社や寺、仏像群など独自の文化が評価され、2015年に日本遺産に認定されていました。

今回、地元自治体が日本遺産を活用した地域活性化計画を修正したことなどを踏まえ、認定継続が認められました。