応援していた場所で「応援される側」に

――J1柏レイソルからの期限付き移籍を選択して地元に帰ってきた。その意味や意義というのはどうですか?
(J1柏に)移籍して試合に出られず、でもまたこうやってチャンスをもらって。今年、熊本でプレー出来る機会をもらったので、そういうところの責任感と言うか、「絶対、やってやるぞ」という気持ちは、今年1年、最初のスタートから持っていたので。ここでチャンスをもらえたというのは、感謝でいっぱいです。
――久しぶりに体感したえがお健康スタジアムでの雰囲気だとか、空気感とか、そのへんはどんな風に感じながら過ごしてきました?
1年目の時、声出しがなかったので、こっち帰ってきて、初めての声出しだった※。自分も小さなころからこのスタジアムで応援していたので、応援される側になって、また1年目とは違った声出しの雰囲気をホームで味わえて…すごく嬉しいなと思いました。
※岩下選手がルーキーだった2021年は、コロナ禍のためスタジアムで声出し応援ができなかった。
――来シーズン以降、どんな姿を見せていきたいですか?
試合に出ている以上、もっと点を取りたいし、結果というところが自分自身の価値を高めるためにもっと必要なことではあるので。今年の前半戦の自分のコンディションを考えると、もっと上げないといけないなと思いましたし、後半戦のようなプレーを来年のスタートから出来るようにやっていきたいなと思います。

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岩下航選手(25)
1999年4月1日生まれ、熊本市出身。
2020年、神奈川県の桐蔭横浜大学在学中にロアッソ熊本の特別指定選手に。2021年、ロアッソに加入。その年のJ3優勝メンバーとなる。2022年にJ1柏レイソルに移籍。今季、期限付き移籍で古巣のロアッソに復帰。シーズン前半は主に左サイドのMF、後半は左CB(センターバック)としてプレー。
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