明治安田J2リーグのロアッソ熊本は、ホームでは、あと1点が遠い…という試合が続いています。
ロアッソ熊本(17位)VS 藤枝MYFC(13位)
前節4得点を挙げたロアッソは9月1日(日)、ホームに藤枝を迎えて連勝を狙いました。
開始2分。右ウイング9番・大本祐槻(おおもと ゆうき)がペナルティエリア内・右へスルーパス。流れて来ていた左ウイング19番・古長谷千博(こながや ちひろ)がボールを受けると、反転してシュート!
これは右のゴールポストに当たり外れます。
古長谷は、その1分後にも今度はペナルティエリア左からシュートを放ちますが、これもポストに弾かれます。
序盤から主導権を握ったロアッソでしたが、前半38分、自陣ゴール前を横切るパス交換を相手に狙われボールを失うと、ペナルティエリア内へ進入してきた選手を倒し、PKを献上。これを相手のエースストライカーに決められ、先制されます(前半40分)。
さらに、後半15分にはオウンゴールで2点目を失います。
【後半15分】ロアッソ 0-2 藤枝
反撃したいロアッソは、後半29分、48番MF唐山翔自(とおやま しょうじ)がペナルティエリア手前、右45度でパスを受けるとドリブルで中央へ運んで、そのまま左足を振り抜き強烈なミドルシュート!
しかし、これもゴールの枠に弾かれます。
それでも、後半35分。唐山のフィードに、途中出場の20番FW大﨑舜(おおさき しゅん)が50m5秒台のスピードを生かして背後へ抜け出すと、大﨑はドリブルしながら相手の動きを見極めループ気味にシュート!
ついにゴールをこじ開けます。
【後半35分】ロアッソ 1-2 藤枝
反撃ムードが一気に高まる中で迎えたアディショナルタイム。
ペナルティエリア手前 右45度のフリーキックで、21番MF豊田歩(とよだ あゆむ)が柔らかいクロスボールを上げ、13番DF岩下航(いわした わたる)が頭で合わせます!
しかし、またしてもポストに嫌われ得点ならず。
ロアッソは、相手を6本上回る16本のシュートを放ったものの、そのうち4本がゴールの枠に当たり1得点だけ。
あと1点が遠く、2対1で敗れました。
【結果】ロアッソ 1-2 藤枝
順位は17位で変わりませんでしたが、J3降格圏との勝点の差が「4」に詰まりました。
攻め込めている、シュートも打てている中でなかなか得点に結びつかない状況について、副キャプテンの一人 大本祐槻(おおもと ゆうき)は、試合後、「一人一人の責任感が強い中で、”自分が勝たせたい”という気持ちが強く出ている選手が多いと思う。(ゴール前での)ちょっとした歯車が噛み合うように練習からまたやっていく以外に道はないと思う」と、語りました。