2020年7月の豪雨で甚大な被害を受けた熊本県球磨村の渡(わたり)地区で、遊水池を作るための着工式が行われました。
着工式には国や県、地元の関係者など約40人が参加しました。
木村知事はあいさつで「事業が進むことで流域全体の安全・安心につながる」と述べ、完成後は村のにぎわいづくりへの貢献も期待しました。
遊水池は渡地区の球磨川右岸に長さ1.3キロ、幅300メートルかけて整備するもので、150万トンの水が貯められます。
既に62世帯180人の地権者全員から同意を得ていて、今年度(2024年度)、国は堤防工事に着手して2028年度末の完成を目指しています。