パリオリンピック™で熊本県関係のメダル第1号は、熊本県立翔陽高校出身・フェンシングの菊池小巻(きくち こまき)でした。

女子フルーレ団体、日本は3位決定戦でカナダと対戦。
団体戦は3分のゲームを9回行い、合計45ポイントを先に取るか、達しない場合は合計の得点の多い方が勝ちです。
この試合、菊池が躍動しました。
第4ゲームに出場すると、連続ポイントで14対13とリード。さらに第7ゲーム、菊池は強気の姿勢で得点を重ねます。
そして、接戦を制した日本は銅メダル。フェンシング女子で史上初のメダル獲得です。
【試合結果】日本 33 ‐ 32 カナダ
菊池小巻選手(27)「歴史を、女子フルーレの歴史を塗り替えていくんだという気持ちでやったので、それを達成することができて良かった」
菊池の母校、翔陽高校からも声援が送られ、高校時代の恩師・太田健二(おおた けんじ)さんが菊池をねぎらいました。
翔陽高校フェンシング部 太田健二 監督「嬉しいですね、さすがに涙が…よかったですね。菊池もしっかりと活躍してくれて、『おめでとう、お疲れ様』ですかね。早く帰って来ておいでと伝えたいです」

熊本市では新聞の号外が配られました。
「最高じゃないですか 熊本にとって。暑い中ですけど元気が出ます」
「苦労を知っているから、よかったです。こうやって五輪で…メダルを獲れて」
