熊本市を流れる白川の堤防で15か所の落書きが見つかり、国土交通省は周辺の景観を守るため消す作業を始めました。

落書きは、大甲橋(たいこうばし)と明午橋(めいごばし)の間の約500メートルで15か所見つかっています。

記者「白川沿いの堤防では、朝から落書きを消す作業が進められています」

作業は7月3日に始まり、国土交通省から依頼された業者が市販の薬剤などを使って消しています。

落書きの大きさは縦1.5m、横2mほど。油性の塗料のスプレーで書かれたものとみられます。1つ消すのにかかる時間は、約3時間です。

堤防は景観を守るために木目調のデザインとなっていますが…

国交省 熊本河川国道事務所 田尻剛士課長「表面の木目調を消す訳にはいきませんので、丁寧に作業をする必要があります。想定よりも手間と時間がかかっております」

全ての落書きを消すのに必要な経費は約100万円。

国土交通省は、警察に被害届を出していて、落書きした人物がわかった場合、費用を請求するということです。