災害時に命を守るため、避難行動を始める基準を『逃げるスイッチ』といいます。皆さんは『逃げるスイッチ』を決めていますか?

熊本市中央区のアーケード街でインタビューした約50人の内、『逃げるスイッチ』を決めていると答えたのは21人。大雨警報や避難指示を基準にしている人もいれば、「感覚」や「周りが逃げていたら」など、曖昧な人もいました。そして「決めていない」という回答が26人と、決めている人を上回る結果となりました。

『逃げるスイッチ』​を決めている(21人)
(例)
■大雨警報や避難指示
■近くの河川の様子
■周りが逃げていたら逃げる

『逃げるスイッチ』​を決めていない(26人)
(例)
■危険性のない場所だから
■これまで水害にあったことがないから
■考えたことがなかったから

全国で梅雨入りの発表が進み、線状降水帯が発生する地域もあるなど、いよいよ本格的な雨の季節を迎えます。アンケートでは半分以上の人が『逃げるスイッチ』を持っていないという状況で、早期避難を実現させるにはどうすれば良いのか、自治体や専門家に聞きました。