J-POPを卒業の歌に選ぶケースも
森田教諭「『ぜんぶ』という曲を歌う学校も多いと思います。『大切なことは全部ここにある』というこの一言に全部込められている」
※「ぜんぶ」…漫画「ちびまる子ちゃん」の作者さくらももこさん作詞の合唱曲

森田教諭「もう一つは『群青』。うちの学校では今年初めて卒業式でこれを歌う」
『群青』は東日本大震災の復興を願い、被災した中学の生徒と教員が作った歌です。
森田教諭「どんな思いでこの詞がつくられて、それにどういう思いを重ねて歌うんだというのをかみしめながら歌ってほしい」
卒業する3年生たちは…
「歌詞が私たちの思いと共通する部分がたくさんある」
「先生の指揮を見ながら歌うのはこれが最後なのかなと思うとちょっと寂しい気持ちもある」
「歌を通じて保護者や先生方に感謝を伝えられたら」
「みんなで笑って卒業できるようないい歌を歌いたい」

さて、今回のアンケートでは、「その他」の曲を選択した人もいました。
なかでも、10代から多くあがったのが…。
「RADWIMPS(ラッドウィンプス)の『正解』」
この「正解」を卒業式に選んだ武蔵中学校の青木先生を尋ねました。

音楽科 青木栞 教諭「今はどちらかというと、生徒の歌いたい曲というか、アンケートをとってみんなで歌いたい曲を歌おうという感じで、曲を決めたりしています。J-POPの曲を合唱にアレンジするというのが増えてきている気がします」

「正解」の歌詞には 、特に印象的なポイントがあるといいます。
青木教諭「最後の終わり方が『よーい、はじめ』で終わっているんですよね。別れをさみしいと思う気持ちもなんですけど、次に向かって前を向いて歩いていこうというメッセージが強いなと思います」
昔も今も、込められた想いは変わらない卒業の歌。
門出を迎えた生徒たちの想いを乗せて、今年も歌声が響きます。












