熊本市役所本庁舎の建て替えを巡り、市が基本構想を見直し、3月中にも素案を示す方針であることが分かりました。

本庁舎の建て替えを巡っては、2月 熊本市議会の特別委員会で建設候補地4か所のほか概算事業費の470億円などが熊本市から示されました。

しかし、2020年に示された基本構想から延べ床面積は約16%増となり、事業費は115億円増加していることなどから、議員から基本構想の見直しを求める声が上がっていました。

複数の市議会議員によりますと、3月に入り市から建て替える場合のスケジュールが示され、そこに3月中に新たな基本構想の素案を提示し、来年度中に決定するという日程が盛り込まれたということです。

市はRKKの取材に対し、「基本計画や実施設計を外部に委託するにあたり最新の構想に更新する必要がある」との認識を示しました。

なお、市民に対しては、素案の段階で公表する方針で説明会などで合意形成も同時に進める考えです。