昭和初期から続く様々な「老舗」が新しくカフェに挑戦。そこには長く愛されてきた店ならではの地元への思いがありました。
ゆっくりくつろげる文房具店
熊本大学黒髪キャンパスの近くにあるカフェ『文具房&drinks』。明るく開放感がある店内には、可愛らしい雑貨や文房具が並んでいます。

実はここ、老舗の文房具店「文具房」が、2023年5月にリニューアルオープンしたカフェなんです。
文具房&drinks 牛島有紀 店長「近隣に休憩する場所がないとよく耳にして。『ここカフェですか?』と尋ねるお客さんもいらっしゃってたんで、カフェにリニューアルするのが良いんじゃないか、みんなで作ってみてはどうかと」

提供しているのは、スタッフが焼き上げた日替わりの焼き菓子に1杯ずつ手入れするコーヒーなどのドリンク。
このリニューアルには、さらなる想いがありました。
こちらのお店は、昭和4年に創業「京文堂(きょうぶんどう)」という屋号で地元で長年愛されてきた文具店。しかし熊本地震で被災し、休業を余儀なくされました。

文具房&drinks 総務担当 林義之さん「どう片付けようかと、それ一心でしたね。良い機会だと捉えて、この状況をどう活かしていくかと模索しながら。文具のいままでの既存の事業のやりかたでは無理だなと」

地震から2年後に店名を『文具房』と改め、内装や取り扱う商品を新たに再スタート。更なるリニューアルとして、去年カフェを始めました。
この日のオススメは「イチゴとブルーベリーのクラフティ」。

カスタードプリンのような甘さと滑らかさに、ベリーの甘酸っぱさが加わった一品です。ドリンクとのセット割りがお得とか。
牛島店長「お茶をしにきて、待ち時間に文具を見ていただいたり、ペンを買いに来られたついでにお茶をしていただいたりという。相乗効果があったなと」
さらに、熊本大学のすぐ近くということで…。

他県からの受験生「昨日、大学受験があって熊本に立ち寄ったんで、カフェだと思って来ました。文具も色々あって面白いなと」
熊本在住の祖母「もし大学に入られたら、ここで待ち合せようねと話をしていました」
今後は地元の人もより楽しめるように、ランチタイムの軽食メニューも検討しているそうです。









