福岡県行橋市で29日、今シーズン最高となる35・1℃を観測するなど各地で30℃を超えた。この暑さの影響が葉物野菜など農作物へも徐々に出始めている。
◆玉ねぎは高値続く ほかは平年並みに
福岡市中央区の青果店を訪ねると、玉ねぎは全国一の生産地である北海道の干ばつや輸入の減少などの影響を受けてまだ高値が続いていた。
RKB小松久里子「L玉2個入りのこちらの玉ねぎ、高い時は280円まで上がったそうですが、今は198円に落ち着いています。これでも例年より50円ほど高いということです」
レタスやキャベツなどのほかの野菜はほぼ平年並みの価格となっている。しかし消費者からは今後の価格について不安の声が聞かれた。
買い物客「高くなると困りますね」「玉ねぎとかそういうのは買えるときに買っておこうかな」
大同青果が27日発表した来月の入荷予想によると、キャベツやレタスといった葉物野菜は天候に左右されるも安定的な入荷を見込んでいるという。一方、青果店は暑さや雨不足などの影響に気をもんでいる。