金メダリストの言葉は、子供たちに響いたでしょうか。東京パラリンピックの自転車競技で金メダルを獲得した杉浦佳子選手(52)が小学生にチャレンジする勇気の大切さを語りました。
◆転倒し“記憶障害”

杉浦選手「私のように障害があっても、努力と工夫で乗り越えられることってあるんですね」
福岡県久留米市の小森野小学校で講演したのは、東京パラリンピック自転車競技の金メダリスト杉浦佳子選手です。
2021年の東京パラリンピックで自転車の女子個人タイムトライアルとロードレースに出場し、日本史上最年長となる50歳で金メダルを獲得しました。杉浦選手は45歳の時に、自転車の競技中に転倒し記憶障害を負いました。右半身には麻痺が残りました。
◆児童「頑張るきっかけに」

7日の講演では、子供たちに「何事も目標をもって頑張ってほしい」と激励の言葉を贈りました。
杉浦選手「どんな人でも希望を捨てないでほしいし、どんな人でもチャンスがあるからみんな夢に向かって進んでいってほしいなと思いました」
児童「僕も何事も諦めずに取り組もうと思いました」
児童「この話を聞いて頑張るきっかけにもなったし/バスケでオリンピック出てみたいなと思っています」
◆パリ大会で最年長記録の更新を目指す

この講演会は、今年10月に福岡県などで自転車のロードレース「ツール・ド・九州」が開催されるのを前に、子供たちに自転車レースを身近に感じてもらおうと、国内自転車メーカーと久留米市が開催したものです。杉浦選手は、来年のパラリンピック「パリ大会」で最年長記録を更新することを目指し、トレーニングに励んでいます。







