来年春に卒業する大学生らを対象とした会社説明会が1日に解禁され、就職活動が本格的にスタートしました。コロナ禍で落ち込んでいた経済状況の回復に伴い企業の採用意欲も高まっています。
◆全業種で企業の採用意欲が高まる

福岡市で1日と2日に開催される合同会社説明会。約400社の企業が出展しています。初日は予想を上回る5000人の学生が来場しました。今年は学生側も企業側も対面希望が増えているということです。

マイナビ福岡支社・土山勇支社長「全業種・全業界で採用の意欲が高く増えている。保険業をはじめ、そのあたりが少し人気が上がっている。観光・ホテル・レジャー業の人気が戻ってきていると思います」
◆“安心”将来が見えやすい働き方
長崎県佐世保市のテーマパークハウステンボスは来年度の新卒採用を大幅に増やしました。「マイナビ」が全国の企業を対象に行った調査によると、採用人数を「増やす」と答えた企業の割合は文系が前の年より8.6ポイント高い27.7%、理系が前の年より6.9ポイント高い29.8%といずれも上昇しています。コロナ禍で落ち込んでいた経済状況の好転や人材不足などを背景に企業の採用意識は高まっていて、学生有利の「売り手市場」になっています。

マイナビ福岡支社・土山勇支社長「キーワードは“安心”社会人の働き方自体が変わってきた。自分が望むような働き方やそういう環境がある。将来が見えやすい働き方ができる所を探している」







