北海道のグルメが一堂に集う「春の北海道展」が、福岡市のデパートで開かれています。年に3回開かれる北海道展、春はスイーツのラインナップが豊富です。

◆赤字覚悟の弁当を出すのは「知ってもらいたいから」

福岡市の大丸福岡天神店で1日から始まった「春の北海道展」カニやイクラをはじめとする海の幸や乳製品を使ったスイーツなどあわせて47の店舗が並んでいます。開店と同時に列が出来ていたのは店側にとって赤字覚悟の1080円弁当です。ウニやエビなどがたっぷりのった海鮮弁当に、北海道産牛の赤身をサックリ揚げた牛カツ弁当など6種類。毎回すぐに売り切れる人気ぶりです。

1080円弁当を出している島の人礼文島本店・時田彰店長「仕入れ値は年々上がっている状況です。皆さんに本物のウニを食べて欲しいので、まずは知っていただいて、また来ていただければ」

◆スイーツの需要が伸びる

RKB堤千春「北海道の定番、人気スイーツのコーナーです。ピンク色のパッケージは、春を感じさせる限定商品です」



「春」、「夏」、「冬」と年に3回開催される北海道展。「春」の看板商品はスイーツです。大丸福岡天神店では、スイーツの売り上げが去年の秋以降、毎月、前年比1.4倍以上となっていて贈り物需要も含め今年は特に力を入れています。福岡に初めてお目見えしたこのスイーツ。まるでチーズのように見えますが、実はチーズケーキです。北海道産の牛乳を使い、SNSで映える写真も期待できます。

来店客「迷いますね。北海道に行ったことないので、行ってみたいと思いました」
来店客「福岡にないものがぎゅっと集まっているので職場の人とか友人に渡すのでいろいろと見て回っています」


大丸福岡天神店広報担当・立石幸菜さん「バレンタインの需要がかなり増えてきている数値が出ましたので、季節の変わり目で桜であったりイチゴであったり、見た目も可愛いらしい商品がありますので、プレゼント、手土産としても楽しんで頂けたらと思います」

会場のイートインスペースで提供されているのは塩ラーメン。今月8日からは、味噌ラーメンを味わうことができます。大丸の催事の中で最も人気が高い「北海道展」。春の開催は今月13日までとなっています。