福岡市の海岸でテントから上半身の出た男性の遺体が見つかり、高校生が殺人容疑で逮捕されました。高校生と男性が知り合ったきっかけは、SNSでの自殺に関する投稿でした。SNSがきっかけとなる事件を防ぐにはどうすればいいでしょうか。
◆“自殺しよう”半年間で1143件

「インターネット・ホットラインセンター」によると、去年1月~6月までに自殺を誘う書き込みについての通報は、1143件ありました。サイト管理者などに依頼し、去年10月の時点で844件を削除したものの自殺を誘う投稿は、SNS上に数多く存在します。
◆最終的に引き留める仕組みを

神戸大学大学院・森井昌克教授「一般に自殺を考えている人は、書き込みなどしない、引き留めて欲しいという人が共感を求めているわけで、一番身近なのがSNS、相談に乗るというわけではないが共感して上げて最終的に引き留めるというような仕組み作りが必要」
◆自治体は相談窓口を開設中

厚生労働省は、悩みの相談先として「よりそいホットライン」など複数の窓口を紹介している。また福岡県も、24時間無休で対応する「ふくおか自殺予防ホットライン」で相談を受けている。
「ふくおか自殺予防ホットライン」092-592-0783







