佐賀空港に陸上自衛隊の輸送機オスプレイを配備する計画について、佐賀市の坂井英隆市長は27日「やむを得ない判断」とし、配備計画を受け入れる考えを示しました。
◆副大臣と面会後に「受け入れ」表明

佐賀市の坂井英隆市長は27日、防衛省の井野防衛副大臣と面会した後に会見に臨み、佐賀空港に陸上自衛隊のオスプレイを配備する計画について受け入れる考えを示しました。条件として佐賀市と防衛省は「米軍の常駐計画がないこと」「地権者の意向を踏まえずに一方的に土地を収用しない」など大きく8つの項目を確認したということです。
◆地権者との交渉が本格化へ

陸上自衛隊のオスプレイ配備計画をめぐっては5年前に佐賀県の山口知事が受け入れを表明。去年11月には、有明海漁協が「公害防止協定」を見直し、空港を自衛隊と共用することを認めていました。空港が立地する佐賀市が受け入れを表明したことで今後、用地買収に向けた地権者との交渉が本格化する見込みです。







