ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のギタリスト、福岡県出身の鮎川誠さんが29日、膵臓がんのため亡くなりました。74歳でした。訃報から一夜明け、出身地である久留米市でも悲しみの声が広がっています。
◆高校時代から通う店では「肉なしちゃんぽん」を注文

女性「久留米の誇れる人がまた1人いなくなっちゃったんだと思うと寂しい」
惣菜店の店主「大きくて、オーラがあって、商店街を盛り上げないかんねってよく言っていただきました」

ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のリーダーで日本を代表するギタリストだった鮎川誠さん、温かい人柄とぼくとつとした筑後弁の真摯な言葉で多くの人に親しまれてきました。鮎川さんが高校時代から通っていたラーメン店。注文するのはいつも肉なしのちゃんぽんでした。

沖食堂2代目店主・小川伸夫さん「気さくな人でまったく高ぶってなくて。ライブのときは沖食堂行ったよといつも宣伝してくれました」
◆地元愛を引継ぎ「音楽で久留米を盛り上げる」
鮎川さんと音楽イベントの仕事をしてきた地元の関係者は話します。

くるめ街かど音楽祭・長谷川悟一さん「鮎川さんは非常に久留米のことを思われていた。そういう地元愛を私たちも引き継いで今度は私たちが音楽で久留米を盛り上げていきたい」