「熱中症と決めつけないことが大切」

7月と8月は、熱中症が疑われる通報が増え一年の中でも119番が多い時期ですが、鶴田さんは「熱中症と決めつけないことが大切」だと話します。

福岡市消防局災害救急指令センター 鶴田慎之介 消防司令補
「『熱中症かも』と言われるけど、熱中症じゃない可能性もあるので具体的な症状を聞くようにしている。たまたま脳血管の障害があって暑い路上に倒れていた場合、熱中症ではないので、そういう症状があればと確認するようにしている。思い込まないようにしている」

5分の1は緊急性が低い通報

相次ぐ通報に緊張を強いられますが、中には緊急性が低い内容もあります。

おととしの災害救急指令センターへの119番通報はおよそ20万件。

このうち20%近くの3万5000件あまりが緊急性が低い内容に分類されるということです。

福岡市消防局災害救急指令センター長 井上隆博 消防司令長
「問い合わせやいたずら、間違いなど緊急性の低い通報がかかってきている。『病院が分からないので教えてほしい』『酩酊者(酒に酔った人)を自宅まで救急車で送り届けてほしい』『自分のペットが具合が悪いので動物病院を教えてほしい』など多岐にわたっている」

こうした通報が増えると「緊急を要する通報が受理できない場合がある」ということです。

福岡市消防局災害救急指令センター長 井上隆博 消防司令長
「緊急性の低い通報が増えたら本当に救急車を必要としている人の対応が遅れてしまう場合がある。119番緊急通報は住民1人1人の緊急の回線ということを皆さんに知っていただきたい」