福岡県はインフルエンザの報告数が基準を超え「流行期」に入ったと発表した。今後、流行の拡大が予想され、福岡県は予防策の徹底を呼びかけている。


◆2019年ぶりに“流行”
県が流行の根拠としたのは、2022年12月19日~25日の調査。流行開始の目安となる1.00を超え、1.83に達したという。1.00を超えるのは、2019年9月以来のことだ。


◆地区別では福岡・筑豊の報告が多い
定点当たりの報告数は下記の通り
▽福岡地区(2.47)
▽筑豊地区(2.30)
▽北九地区(1.33)
▽筑後地区(0.60)

福岡県は定点あたりの報告数が10を超えた際に“注意報”、30を超えれば“警報”を出して県民に感染対策のさらなる徹底を呼びかけることにしている。


◆9つの教育施設で学級閉鎖
福岡県では2022年12月19日~25日までに、保育所や小学校、中学校などの9つの教育施設が学級閉鎖となっている。