差し戻し審の争点中心は「女子生徒の司法面接の状況を収録した録音録画記録媒体とその調書等の特信性及び信用性」

差し戻し審が行われた福岡地裁

差し戻し審(福岡地裁・鈴嶋晋一裁判長)は、争点を「江崎被告がわいせつ行為をしたか否か」としたうえで、その中心を「事件の12日後に実施された司法面接の状況を収録した録音録画記録媒体とその調書等の特信性(調書の内容が法廷での供述と異なる場合、調書が法廷での供述よりも信用できると判断される特別な事情)及び信用性」と位置づけた。

差し戻し審では、初期の被害申告状況に関する女子生徒の母の証人尋問をしたうえで、事件の12日後に実施された司法面接の状況を収録した録音録画記録媒体等の特信性及び信用性について検察側・弁護側双方が申請した心理学の専門家の証人尋問を実施し、双方が作成した鑑定書を取り調べた。

※この裁判は前・後編で掲載しています。
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