九州北部には今シーズン一番の寒気が流れ込み、福岡県や佐賀県では、24日午前にかけて暴風を伴った大雪のおそれがあります。


◆佐賀県武雄市などで臨時休校


九州北部地方では上空1500メートルに、氷点下9℃以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まっています。山地を中心に積雪が見られ、佐賀県では武雄市・伊万里市・嬉野市で、全ての公立の小中学校が臨時休校となっています。


◆最大瞬間風速24.7メートル


RKB吉松真希「福岡市天神です。非常に冷たい風が吹いています。しっかり防寒して足早に出勤する人の姿が見受けられます」


福岡県と佐賀県の北部沿岸では非常に強い風が吹いていて、午前11時までに福岡空港で24.7メートル、唐津市で20.3メートルの最大瞬間風速を観測しました。
23日は、このあとも夜のはじめごろにかけて、沿岸部では非常に強い風が吹くおそれがあります。


◆平地でも降雪10センチ予想


また、24日の昼前にかけて断続的に雪が降り、大雪になるおそれがあります。24日午前6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多いところで福岡県の山地で20センチ、平地でも10センチとなっています。
気象台は、路面の凍結や農作物の管理のほか、電線や樹木への着雪などに注意するよう呼びかけています。