金満か?平和の祭典か?それでも日本でオリンピックを開くべき理由

Q そうだとすれば、日本では、2020東京オリンピックをめぐる汚職・談合事件やオリンピック開催費用に関する世論が逆風となり「2030年札幌冬季オリンピック」の誘致を白紙撤回しました。
日本のためにはオリンピックを誘致・開催していた方がプラスだったのでしょうか?
春日良一さん
はい、やはり開催する方が国のため、選手のためには良かったと思います。
オリンピックなど大きな大会を開くたびに日本選手団をサポートしようという国の動きも出てきます。
環境が整い、資金面でも基盤ができ、各競技の成長・発展も見込まれます。
今回の日本選手団の飛躍も約30年前、私も招致に関わった1998年の長野冬季オリンピックが礎になっています。
次の次の冬季オリンピック(2034年)はアメリカのソルトレークシティと決まっていますが、その後、日本が招致を目指す手は残っています。
Q その理由は?
春日良一さん
地球環境の変化により冬季オリンピックを開くことができる都市が減っています。
今回のミラノ・コルティナオリンピックが分散開催しているのも人工雪をなるべく使わないでやっていこうとする努力の証です。
IOCの調査で2040年に自然の雪だけで、人工雪を使わずに冬季オリンピックを開催できるのは、「世界で10都市しかない」としています。
その中の「理想的な都市」と言われている中に北海道の札幌が入っているので「開催しない」という判断は大変もったいない話でもあるのです。







