日本勢の躍進のカギは「チームジャパン」コンセプト

Q 開催地、イタリア・ミラノはどのような様子でしたか?
春日良一さん
雪が吹雪いた日もありましたが、比較的穏やかで暖かいと感じました。
地元の人たちとの触れ合いも楽しめて、イタリア流のおもてなしで和気あいあいとしたオリンピックのムードが感じられました。
Q 今回の日本選手の活躍をどのように分析しますか?
春日良一さん
スポーツ庁が2015年にできたこと、夏季2020・21年東京オリンピックの開催が大きな転機になったと思います。
日本の競技力を高めることに何が必要かということを真剣に考えました。
国がどこまでスポーツに資金を拠出できるのか、JOC自身も資金作りに奔走し、マーケティングを行い、選手強化に努める中で得た結果だと思います。
突然日本が強くなったイメージがあると思いますが、そうではなくて日本の地道な努力が実ったと思います。
Q 日本人選手がメダルを獲得するたびに日本中が湧きました。
春日良一さん
メダルが取れると大騒ぎしてくれますが、そうでもないと日頃からオリンピックの意義を感じてもらえません。
一般の方にスポーツの素晴らしさを広め、啓蒙していくために「チームジャパン」というコンセプトを押し出し、スピードスケート、スキー、フィギュアなど競技の垣根を越えて、チームとして悩みを打ち明け、励ましあうなど心理的な支援をする、そういうメディカルのサポート体制を現地でも作っています。
そういう試みが実ってきているように思います。
Q フィギュアはもちろんですが、スノーボードでも躍進が目覚ましく、もはや「日本のお家芸」と言われるほどになりました。
日本人とスノーボードは相性がよいのでしょうか?
春日良一さん
成功し始めると、マスメディアでそのようなことを言い始めますがそれは全く関係なくて、一番の要因はスノボ人気があり、若者スポーツとして定着、オリンピックなどの競技会を通じて子どもが憧れる、結果、競技人口が増えて、楽しみながら「トップになれる可能性が出てくる」ということです。







