16年前に福岡市博多区で起きた強盗傷害事件をめぐる裁判です。

被告の男は1度不起訴になった後、検察審査会による不起訴不当の議決を受けて起訴され、12日の初公判で無罪を主張しました。

福岡地裁

強盗傷害などの罪に問われているのは徳島市の清掃作業員中屋元太郎被告(59)です。

中屋被告は2010年、福岡市博多区にあるマンションのエレベーター内で、当時61歳の女性の顔を殴るなどして軽傷を負わせ、現金およそ17万円が入ったバッグを奪ったとされています。

中屋被告をめぐっては2022年に1度不起訴となっていましたが、検察審査会が次の年に不起訴不当と議決し、検察が再捜査したうえで去年、起訴しました。

12日の初公判で中屋被告は「私はやっておりません、犯人ではないです」と無罪を主張しました。

検察側は冒頭陳述で「現場に残されたニット帽の微細な物質と被告人のDNA型が一致する」などと主張。これに対し弁護側は「2023年に再度実施されたニット帽のDNA型鑑定の結果では被告人と一致しない」と反論しました。