◆「家事代行」依頼が増加

大掃除にプロの手を借りる人も増えています。新型コロナで暮らしの衛生面に関心が高まる中、福岡市や近郊で家事代行やハウスクリーニングのサービスを手がける企業にも、依頼が増えているといいます。
ベアーズ福岡支店 武内似季支店長「日々、日常的なお掃除もベアーズは行っていますので、家事代行のほうの依頼は前年比120~130%で増えている。まとめて掃除するというよりは日々の掃除の手伝いをしてほしい方が増えているのかなと思う」
中でも年末は、予約枠の9割ほどが埋まっているそうです。

ベアーズ福岡支店 武内似季支店長「在宅する時間が長くなって、気になるところも増えているというのもあるかと思いますが、在宅中にフル稼働しているエアコンや、家庭で料理をする時間が増えた分、キッチン周りのレンジフードなどの掃除が増えている傾向がある」
◆プロならではのコツ
頑固な汚れを自分で掃除するときはどうすればいいのか、ハウスクリーニング担当の坂田さんにプロならではのコツを教えてもらいました。

ベアーズ 坂田大樹さん「まず、シンクの水アカを落としていきます。今回は市販のラップを大玉にして丸めたものとクリームクレンザーを使用して、シンクの研磨をしていこうと思います(ゴシゴシと磨く作業)スポンジだと研磨粒子がスポンジの中に入り込んでしまって素材が磨きにくくなるが、ラップを使うことで研磨粒子がラップの表面に張りつきますので、表面が磨きやすく効果的に使える」
クレンザーで磨いて水を流し、タオルで拭き上げると・・・水アカや石鹸かすも取れてピカピカになりました。一方、油汚れがたまったガスコンロは・・・

ベアーズ 坂田大樹さん「油汚れや焦げがこびいつくなど頑固な汚れが多いので、アルカリ系の洗剤を使用して油を溶かしながら落としていくという工程」
◆お風呂のカビも

五徳など汚れがひどいものは、バケツに60℃ぐらいのお湯とアルカリ系の洗剤を入れてしばらくつけ置き。コンロの本体は、アルカリ系の洗剤と焦げとりスポンジで磨きます。
ベアーズ 坂田大樹さん「キッチン周りの仕上げとして、おうちにあるようなアルコールスプレーを使っていただくと、最後さらさらとした感触になりますので除菌にもなります」

さらに、お風呂のカビには塩素系の洗剤を吹きかけ、キッチンペーパーとラップで流れ落ちないようキープしながら30分から1時間置くと…(30分後)カビはすっかり落ちました。今年も残すところあと2週間ほど。1年間の汚れを落として気持ち良く新年を迎えたいですね。








