日本の食文化に欠かせない、ウナギ。近年研究が進み、生態が少しずつ明らかになってきたほか、完全人工生産にも成功しています。


◆おいしそう! ウナギの素顔


見ているだけで食欲をそそられるウナギ。これまでその生態は、謎に包まれてきましたが、近年研究が進み、少しずつ明らかになってきました。北九州市の「いのちのたび博物館」で「うなぎの旅展」が開催されています。


RKB浅上旺太郎「会場では、体長2センチほどの葉っぱの形をしたウナギの赤ちゃんから、子どもにあたるシラスウナギ、大きくなるまで生きている状態で成長の過程を見ることができます」


◆グアム付近から日本へ ウナギの一生


こちらは、「レプトケパルス」と呼ばれるニホンウナギの赤ちゃん。福岡では初めて展示されています。

赤ちゃんは、グアムの近くで生まれ、海流に乗って日本近海へ移動し、棒状の稚魚・シラスウナギになります。川で親のウナギに成長したあと、産卵のため再びグアム付近に戻り、その一生を終えます。