運転手不足に対応するため自動運転バスの導入を目指している佐賀市で、一定の条件下で運転手がいらない「レベル4」の実証走行が始まりました。

20日、佐賀市で始まった自動運転レベル4のバスの実証走行。

場所や天候、速度などの一定条件下で、システムが全ての運転操作を行うもので坂井英隆市長が視察しました。

佐賀市　坂井英隆市長
「乗っている側としては全く違和感ないですね」

今回の実証走行では、自動運転システムを搭載した小型のEVバスが、佐賀駅バスセンターから片道1.8キロの区間を走行。

見通しが悪い高架下で歩行者や車を検知してスムーズに右折できるかなどを確認していきます。

佐賀市営バスでは昨年度、およそ2路線分の運転手が不足する事態になっていて、その対策として、佐賀市は自動運転バスの導入を目指しています。

佐賀市　坂井英隆市長
「地方都市だからこそ自動運転というのはぜひ必要な技術だと思っています」「ぜひ市民の皆さんにも乗車していただきたい」

佐賀市は来年1月に、住民を乗せて実証走行を行う予定です。