一方、お隣の山口県は目撃情報が多発

一方、関門海峡を挟んだお隣の山口県では今年9月末の時点でツキノワグマの目撃情報がおよそ200件寄せられています。

こちらは海を泳ぐイノシシを撮影した映像です。
前後の足を使って懸命に前に進んでいます。
クマが関門海峡を泳いで渡る可能性は?

クマも同じように泳ぐことができるのか、福岡市動物園でツキノワグマの「ゲンキ」などを飼育する担当者はこう話します。
福岡市動物園 広田淳一 飼育第1係長
「(野生のクマは)山にいることを考えると川に入って獲物を捕ったり、場合によっては渡るようなことも十分ありうると思うので泳ぐことはできるんじゃないかなと思います」
関門海峡で最も狭い場所の幅はおよそ650メートルです。
海峡を渡ってくる可能性はー

福岡市動物園 広田淳一 飼育第1係長
「もう九州で絶滅をして確認が長年されていないことを考えると簡単に(関門海峡を)渡ってくるということは可能性としてはかなり低いんじゃないかなと思います」
潮の流れが速いうえ、1日1000隻ほどの船が行き来する関門海峡を泳いで渡るのは現実的ではないということです。







