熱帯低気圧になっても油断禁物14日(金)にかけて、沖縄・奄美は警報級の大雨おそれ


10日、沖縄の沿岸海域は次第に風が強まり、波が高くなるなど、台風の影響が出始めています。

▼波の予想は、10日・11日共に(全てうねりを伴う)
沖縄本島地方 4メートル
大東島地方  3メートル
先島諸島   5メートル

▼風の予想は、(最大瞬間風速)
10日 沖縄本島地方 25メートル
    先島諸島   30メートル
11日 沖縄本島地方・先島諸島 25メートル

また、14日(金)頃にかけて、沖縄・奄美には台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定でしょう。
断続的に雨が降り、警報級の大雨となるおそれがあります。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意が必要です。

なお、「台風」と「熱帯低気圧」の違いは、中心付近の風速です。
熱帯低気圧が発達して、中心付近の風速が17.2メートルを超えると台風となります。
このため、熱帯低気圧になると多少風は弱まることが多いですが、大雨のリスクは変わりません。


RKB 気象予報士 橘高香純