22日、新しい内閣が発足しました。福岡の企業は高市総理に何を望むのか、運送業、製造業、観光業の分野で話を聞きました。

ガソリン高騰にあえぐ配送業 暫定税率廃止に期待

福岡市博多区にある配送業者です。軽貨物車を250台を稼働させ、福岡県内を中心に荷物の運搬を行っています。

ファンタジスタプロダクション 古森敬三社長
「ロシアのウクライナ侵攻が始まってガソリン燃料が高騰して、私たち運送会社っていうものはもう利益が全部吹き飛ぶような話でものすごく今、苦労している状況ですね」

長引くガソリンの高値。期待を寄せているのが、現在1リットル当たり25.1円上乗せされているガソリンの暫定税率の廃止です。

こちらの会社では、軽貨物車をドライバーに貸し出し、ドライバーが個人事業主として一定の金額で仕事を請け負っていて、その中にガソリン費用も含まれています。

ファンタジスタプロダクション 古森敬三社長
「軽貨物で1日12時間でひと月に200個近く配達して大体40万円くらいになるんじゃないですか。そっからガソリン代とか車とか経費を引いたら、前だったら30万円以上の手取りがあったのが、ガソリンが高騰していることで25万円から27万円くらいになる」

ドライバーの収入が減ることで離職者が増えないか、古森社長はここ数年、心配してきました。

ファンタジスタプロダクション 古森敬三社長
「まずは減税していただいて、早急にしてもらって、ドライバーの手取りを上げるっていうことで、もうそこは期待感」