宗像市のレストランが規格外の野菜を使った料理を月に1回、地域の子供達に無料で提供しています。
農家からは通常の値段で買い入れ、農家からも地域の人たちからも喜ばれています。
月一回の「子どもフレンチ食堂」

クレープ生地に載せられているのは鶏肉とオクラのカレー。

福岡県宗像市のフランス料理店キャトルセゾン宗像のオリジナルメニュー「スモークチキンと野菜カレーの手巻きクレープ」です。

この日、月に一度の「子どもフレンチ食堂」で振る舞われました。

「きょうはこうやってデザートじゃなくてもクレープをおいしく食べられるよと」
「規格外で構わない とにかくおいしい野菜を」
訪れた人に料理を説明するオーナーシェフの上村秀字さん。

上村さんが、築140年ほどの酒蔵を改装して古民家レストランを開業したのはおととし11月。
一つの厨房で、フランス料理、炭火焼き、カフェの3店舗を切り盛りしています。
上村さんがこだわっているのは、形や大きさは規格外で構わないので、とにかくおいしい野菜を仕入れるということ。

キャトルセゾン宗像 オーナーシェフ 上村秀字さん
「自分が未熟で経験がないから、いい食材がほしい、そうじゃないといい料理ができないので」「廃棄野菜でいいのでとにかくおいしいものをくださいと、その代わり何でもおいしければ買うので、形は問いませんと言ったのが始まりでした」