海外から入国する際の水際対策が、10月に緩和されてから2か月近くがたち、街では海外からの観光客の姿を見かける機会も増えてきました。福岡空港の国際線でも海外の航空会社が相次いで運航を再開しています。観光地などでは、今後の「外国人観光客」増加に期待を寄せています。
◆福岡~香港便が2年8か月ぶりに運航再開

香港を拠点とするキャセイパシフィック航空は、新型コロナの拡大で運休していた福岡~香港便を12月1日に、2年8か月ぶりに再開しました。水際対策の緩和に伴う旅行需要を見込んだもので、今月末までは週3往復、年明けからは毎日1往復運航されます。

旅行客「寿司やラーメンが恋しかった」「すごくワクワクしている。コロナ以来、初めての福岡なのでとても楽しみ」

キャセイパシフィック航空 担当者「ようやく福岡に我々のフライトが戻ることができてうれしく思っている。日本が香港で人気の観光地なので、インバウンドのお客様を迎えて、同時に香港や香港を経由して各国に旅行されるお客様をお迎えしたい」
◆太宰府天満宮でも外国人の姿が目立つように

こちらは福岡を代表する観光地の一つ、太宰府天満宮の参道です。パックツアーに加え、個人での入国も解禁されたことで、家族やカップルで旅を楽しむ外国人の姿も見られます。

タイからの観光客「熊本、長崎、由布院をめぐって、けさ福岡に到着しました」

韓国からの観光客「食べることとか写真を撮るとか、そんなことが楽しかったです。もつ鍋が一番です」
◆福岡市天神では外国人の行列も

RKB原口佳歩「福岡市天神の寿司店の前には、平日にもかかわらず列ができています。外国の方も多いですね」

新鮮なネタを手頃な価格で食べられると、海外でも口コミで人気の「ひょうたん寿司」。行列の中には、しばらく見かけなかったインバウンド客も戻りつつあります。

ひょうたん寿司 竹田和幸副店長「韓国の方が、規制がなくなったということでどんどん増えてはきていますね。行列ができているので、ありがたいと感じています。外国語のメニューを増やすことと簡単な韓国語、英語を少し勉強して、しゃべれるように心がけて接客しています」







